買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

試し玉の感じを育てるには

私の勉強ノートに「試し玉の育て方」という題名でまとめてあります。
すいません、また勝手に掲載します。

1158 先生のなんぴん失敗談 猫次郎  - 2004/04/08 10:21 -
5288】試し玉の失敗談。 
2004/3/23(火)18:50 - おくあん (男) 削除 


実は、わたしの場合の失敗の経験としまして、 
試し玉のあと、ダメでもそのまま本玉まで自動的にやってしまって、よく失敗しました。 
試し玉は試し玉なんだから、ダメならその時点で切って仕切り直しをすべきなんですが、 
的外れな強弱の先入観と、なまじけったいな技術的自信過剰があるもんだから、 
ヘンでもそのままナンピンでやってしまうわけです。 
実は、これでは全然試し玉を活用できていないです。(試し玉ですらない。) 
それでそのまま本玉までいって、最後のドーンでやられてしまうのです。 
仮に、投げたり踏んだりしてない場合でも評価損や玉数が大きいと、 
次の玉操作が続かず、中途で予定玉数超過コリャイカーンとなるわけです。 
(玉操作が続かないのが下手ではなく、中途で予定玉数超過にして、) 
(玉操作ができないようにしてしまうのが、そもそも下手なんです。) 
(これが、マネーマネジメントの意味のひとつです。) 
これは手仕舞った後も、へたするとかなり長期間悪影響をおよぼします、半年ぐらいはざら。(笑) 
試し玉をチャッチャと切れば、少しの損でなんの問題もない。 
試し玉を切り、仕切り直して参戦するというサイクルならば、次の売買が生きてくるわけです。 
たとえまたそれが損切ることであっても、心理的物理的時間的ダメージは比ではないです。 
これが、意識的に区切りを入れろと言われる由縁です。 
(技術とはこのことで、強弱感のリセットと、損を防ぎつつ儲けの機会を蓄積していくための高等技術と、) 
(自分では解釈しておりますが、実は、損の試し玉を切るだけのことなんです。(笑)) 
しかしこれが、なるほどとわかって身に付いてできるまでがまた一苦労もんですが、 
書いてしまえばこのとおり、相場技術者にとっては普通のあたりまえのことであって、 
なーんだ、本に書いてあるとおりの基本のことでした、つまらんことを書くな、となるわけです。 


(しかし、実際にその重要度を理解し、感覚として身に付けた実践派は少数派かもしれません。) 
(相場の良書は、この簡単なことをくり返し書かれています。) 
(裏をかえせば、それほど重要なことであり、それほど重要と理解されないことでもあります。) 




以上は大阪の僕の先生の下手なときの失敗談。 
続けて僕の昔の経験談も乗せます。



1159 僕がマゾがひどかったころ 猫次郎  - 2004/04/08 10:28 -
5289】試玉100%損の法則 
2004/3/23(火)21:40 - 猫次郎 (男) 削除 


おくあんさんお久しぶりなんです。下手でしたら僕も負けてはいません。〈えばってどうする。爆) 
なんぴんというのはど下手な時は意地になってするものだと本気で思ってました。 
でしばらくたって試し玉というのはかように損をするための物だと思った。 
試は100%損でその損が多いか少ないかという問題だと次は思いました。 
その次は損を少なくするにはどうするか。 
論理的には簡単で切ればいいのですがそれが無論下手でできない。できないから下手なんです。 
でしばらく一枚入れたまま固まってしまう時期がありました。3月1枚入れたまま固まった。 
あるとき試1枚買って100円安して 
本玉入れてない。なんだ10万円の損ですんだ。下手にしては上出来でそこから下がらないので 
3枚入れた。まぐれで50円戻った。幸運にも利益になった。こんな経験で思ったのです。 
試も本玉も遅いに限る。ゆっくりがいいのはなんだお姉ちゃんと一緒じゃないか。 
だったら強気でいてもどうせ早いに決まってるんだから1枚試を売りで入ればよい。 
これやったら100%利食いの試玉なんですよ。すこしマシになるまで本当に買うつもりで1枚売れば100%勝利 
でした。それぐらい初心者の試は買いでは早すぎでド下手。 


というよなことを何度も経験して慎重な試の入り方をすこしできるようになっていく。 
3-6月のうねりを見て1枚。でもやっぱり損。下げる。コツンと来る。それまでの時間と値幅が 
小さく短くなってなんとか普通のなんぴん買い下がりにえちらおっちら近くなる。 
すると毎年馬鹿の一つ覚えで年末年始に少し買って5月ぐらいに売って何とか利益になってくる。 
そうやってああこうやるんだと体が覚えてくる。 


天才は別としてへたくそがなんとかなんぴんのうねりどりを覚えるときは似たようなものではないか 
と思います。 
今晩は尊敬するおくあんさんが最初はそうだったのかと知って変な自信ができました。 
オレだけ下手だったわけではないのか。まだ救いもありそう。今後ともご指導ください。 




とまあこんな感じでみなさんなんぴんのはじめは同じような経験で苦労します。でマゾになる。〈爆)ただ覚えようという意欲があるなら諦めてはいけません。ゆっくりやれば良いだけのことが 
できないから下手を打つ。だからゆっくり少なくやる練習をするのですよ。上限を決めなるべく買わない我慢の練習です。

以下も猫さんの書き込みをメモったものです。
理解はすぐに出来るだろうが、実行はなかなか大変で何度か「担がれてビビって踏む」という失敗が起きると思う。でもそれをしているとどこいらが「戻りイッパイ?」が感じるようになると思うよ。
 「試し玉が使えない」という状態なんだろ?1-でも -1でも良いから建てた感じがどうなのか?
踏まれれば「強い」引かされると「弱い」という感じが「どれ位強いか弱いか」を感じ取ることがまず重要で、それには数円の評価損を逃げていてはいつまでたってもわからないのだろ?
だから最初は売りは特に 1-と売ってダメなら-1と踏む、それを酒田の新値ごとに数回やる。最初は重ねてはダメなんだ。1-と-1の繰り返しを何度かやって数円ずつ踏まれて見ろ。しつこくやればいつかは「イッパイ?」という感じが出るんだよ。その時に1-として始めて2-0のポジションが完成するのだね。
まあ天井圏の売りは一番高等技術だから、すぐには上手くは出来ないだろうが、練習で克服するガッツが君にはあるからトライしてご覧。ただし、東証一部のもののほうが良いと思うよ。値動きがデタラメではないからだ。それといつも場帳をつけている値動きに「慣れがある」銘柄でないと成功する確率は低くなる。僕が場帳数が多いのはそのためでも無論あるんだね。