買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

Thanksgiving

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猫さんのお説教を読んで、また初心に返る。

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不便な場所に時間とコストをかけて日本中からわざわざ来るのだから、相当な熱意がある人ばかりなのだが、彼らに一番大事だと僕が思う事をまずクドクドと伝える。黙って言った事を完全にやれ。出来たら10回、100回、1000回と繰り返しやれ。それだけに絞れ。

10年ぐらいずっと同じ事を続けているとなぜそんなことを言ったのかが自然とわかるようになる。それまでとにかく同じ事をずっと続けろ。

 取っても取られても相場を死ぬまでやる限りにおいて基礎と道具の完備以外に重大な共通点はない。

どんな技法や流儀でやるにしても、高い、安いの感覚とその鞘を抜く以外に利食いを伸ばす方法は無いのだから、まずはきちんと自分の道具を完備すること。それを日常的に使いこなして、呼吸をしたり歩行をしたりするのと同じように、-1と1-とを反復すること。これに尽きる。

 株式相場は革命的な価格変化が起きやすい場であるから、為替や商品とは時間軸と変化率が極端に異なる。急いでやっても上達には凄く時間がかかるから、10年、20年と地道に続けないと大きな成果はでない。それには地味な毎日の作業を淡々とこなしていく。根気が無いと全ての時間、努力、金が無駄になる。かなり精神修行が必要な世界という意味で、その人の全てが出て面白い。失敗は死に直結するケースも稀ではない。本来、仕事というのはそういうもんだろうと思う。

守 破 離 ではないが、まず基礎を固めることに集中することである。まず3年、狂ったように場帳、月足、折れ線を書け。1000枚でも200銘柄でも時間の限り書け。書いて書いて書きまくれ、分割練習なんてまだずっと後で良い。道具がまず最初である。

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6年続けてきた私なりに解釈すると猫さんの言われる道具の整備は、前提条件であるということだ。継続した道具の整備もそうだけど、道具との親和性が必須。ツナギはそのうち出来るようになるということもきっとわかるようになる。

3年も続けると習慣になる。習慣になって、初めて、あぁそうかとなる。

寒くなってきたけど、朝早く起きて、オイルヒーターをつけて、お湯を沸かして熱いコーヒーを飲みながら、お気に入りのヘッドフォンでお気に入りの曲を聴きながらグラフを書く。そんな毎日も悪くないです。

 


Thanksgiving - Solo Pianist George Winston from his album DECEMBER