買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

医療だって技

一昨日の夜中に悪寒で目が覚め、本気で震えが止まらず中々寝つけませんでした。朝には熱が上がり、仕事はお休みしたのですがあまりひどくはならず、医療機関でもインフル(A、C)は陰性でちょっと安心。

うちの子らが病気になった時にかかる小さい医院があるんですが、とても変わった先生で、「診断はしない」、「診療費を取らない」、「いついつの何時に来い」、「診療後に治ったとしても検査結果は聞きに来い」、「お前の様な親が子供を殺すということが解っていない」等と言われたことがあります。また「学会があるので、○○日間休む」とか張り紙があったり、院内の壁に新聞記事が貼ってあったり、自分の診療統計による傾向報告が手書きで書いてあったりします。受診時には薬手帳を「命の手帳」と呼んで、持ってこないとそれだけで怒られる。メモしながら原因と対処を細かに説明してもらえます。ただし超絶汚い字なので全く読めませんが(笑)
何度も「なんでそこまで言われなきゃいけないのか?」とか「他の医院に変えよう」と思うことがあります。
つい先日も、下の子の予防接種を受ける時期について手帳をよく見ないで行ってしまい。先生に「説明聞いてなかったのか?お前みたいな親が医療ミスをさせ
る。わからないなら保健師に聞け!」と説教されました。

実際、この休院日にこの際だからと医院代えようと他の医院にいくのですが、やっぱり戻って来てしまうのです。この先生に診てもらった方が安心であると身体が感じているのだと今は理解しています。

医療とは「技」であると思います。その技を都合が悪いからと潰してほしくないですね。医者だって皆同じではなく、この人ならと思える先生に診てもらいたいですよね。

「直感と医療について」 内田樹の研究室