買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

ツナギがアンテナになる

アンテナという言い方がよいのかわかりませんが、そのアンテナになる意味というものはどういうことか。
基礎練習を始めた頃のツナギの意味はほとんど蓋でした。そして蓋してからどうしたらいいのか分からない。そして現引き(笑)のパターンか、蓋外しからの損切りパターンでした。
このときは、ほとんどツナギの効果がわかりません。これは変動感覚も弱かったからだと思います。
今では、強いのか?弱いのか?よくわからないか?は場帖だけでも大分分かっては来ました。これは変動感覚が養われてきたと自分では思っています。
ツナギはさらに思惑と逆方向に建たてることでの損益を通した感覚のプラスなんだと思います。
例えば上がると思って建てた玉(思惑の玉)に利が乗ったということは、上がったということですが、上がったところで(下がったところでもよいが)逆方向に建てたツナギに集中するのです。そうすると、思惑が本当にあっているのか?違うのかが良くわかるのです。分からなければ、未だ場帖と基礎練習が足りないのだと思います。
だから、ツナイだ後にはツナギ玉に集中しなくてはいけません。思惑の玉は忘れるほどに。(本当は忘れていないけど、思惑の玉には思いが強すぎるので)
例を続けると、ツナギ玉に利が乗れば押した事になります。もしその玉に利が乗り始めると弱いなとなりますので、思惑の玉の処置をしなくてはいけません。処置は、手仕舞うか、ツナギを増やすかです。ここで大切な事がありますが、本当はツナギ玉に利が乗ってはいけないのです。踏まされということは、強いということなので、思惑の玉が活きるのです。ツナギは思惑の玉に対し、少量がいいといいます。多分それは思惑の玉を活かすときのツナギですので、ツナギの目的によって、ツナギの量も変わってくるのではないでしょうか?