買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

こちらの構え

大山康晴さん著書 勝負のこころに、内弟子になる前の通い弟子だった頃の師匠の教えに、基礎の基礎を教わったと書いてある。それは、将棋を指してもらうまで盤の前で師匠が席に座るのを待つという事。師匠は弟子が既に来ているのを知っていて、ワザと縁側でキセルをふかして待たせるというのだ。
将棋は一人で指すものではなく、相手の思考時間も待たなくてはいけない、だから相手に対するこちらの構えが基礎の基礎になるという事。