買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

グラフの見方と変動感覚の生み方

林さんの「株式成功実践論」のP243に書かれているグラフの見方(判断)。
「子供(といっても中学生くらい)で相場のことを全くしらない者にグラフを見せて「上げの傾向か、下げの傾向と思うか」と判断させたほうがよく当たる。それは誤った先入観が無いから」・・・(略)・・・多くのグラフを描いてみてわかることは、絶対的な見方、判断方法は存在しない、ということで、判断は要するに「見た感じ」なのである。
とある。私は未熟者で下手なので30年の月足グラフを描いてみていて思うのは、今これから上げそうなのか?どうかはわからない。だが、これより下はないな。とか、今買って下げてもこれより下は行くことはないだろうとか。思うくらい。

その後P244にも、
ひまさえあればグラフを描いていればよい。描いているうちに「感じ」がわかってくるし、大げさにいえば「変動感覚が”次第に”生まれてくる」のである。この、たくさんグラフを描いて、値動きの受け止めになれていゆく、という件については、板垣が「プロが教える株式投資」という本に詳しく、そしてよい(わかりやすい)説明をしている。(略)繰り返しいう。値動きになれるには「ごく普通のグラフ」をたくさん描くことで、それが成功の一歩となるものなのである。
とある。やはり、グラフを書くことでしか変動感覚を次第に感じられるようになる手立てはなさそう。