買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

坂の上の雲に学ぶこと

先日、NHKドラマ「坂の上の雲」のDVDをすべて見終わった。
坂の上の雲は、歴史小説だがら現実にあったこととして受け取ってはいけないと思うが、登場人物のモデルが存在していた人を使っていることから、とても史実に近い小説であるとは考えられる。

この小説をはじめて読んだのは高校生の頃だったか、記憶は定かではないが、過去自分が学校で勉強した内容とはちょっと解釈が異なる点に気づいた。
当時はそれは小説であるから、登場人物を英雄化するために日本ファースト的に表現されているのだと簡単に考えていたが、今となっては盛られているとはいえ、嘘ではなかったのではと思える。
興味が出たので当時の日本の状況をたくさん勉強(これが本当の勉強なのか)して出た自分の結論は、歴史は当事者の立場によりいろんな解釈があるということ。
歴史だけでなく、事象に対してすべて言えることで、結論というのは1つではない。
自分で結論は1つだとか、1つの結論に向かって如何に近づくか?等と勝手に思い込んでしまっていることに気づいていなかった。

前にどなたかが言っておられたが、物事を多面的に見る能力というのものがとても重要であり、同様に、多面的に見たことをどう自分なりに解釈して、咀嚼して、自分の考えとし、実行するという一連の流れが重要であるとと今は思う。

相場の基礎練習を始めてから、様々な興味深いことに巡り会えて、自分なりに考える機会ができたと思います。
それにより自分の引き出しが増え、引き出しの中のアイデアが増えた。そんな毎日が楽しく、とても感謝しています。