買いと売りと待ち

酒田罫線法による操作を練習しています。基礎に10年、道具は生涯。

基礎練習とは、道具と分割と逆張りそして操作

基礎練習をしている人ならやってみて分ると思うが、分割と逆張りしていれば、勝てると言うことではない。分割と逆張りは比較的簡単にできることであり、立花さんの本には、そこら辺が強調して読み取れるから、きっとはじめは間違うと思う。結局は、道具、分割、逆張り、操作が噛み合って初めて勝てる確立が高くなる、又は負ける確立が低くなる。

勝てる時つまりは利益ができる時は、適正な波に乗って売り買いができた時である。それは、低い時に買って高い時に売る(高い時に売って低い時に買う)という操作ができるとき。

それを実現することこそが最重要なことあるが、予測ができない値動きの中で実現できる可能性が高い時はどの様なときであるかと考えると、最初に戻るが、適正な波に乗ったときである。

適正な波とはどの様なときか、大雑把にいうと値動きは細かい上げ下げを繰り返しながら上げるのか(上げ相場)、下げるのか(下げ相場)、持ち合うのかの3つがある。
先ずは、そのその大雑把な3つのどれにいるのかを自分なりに見極めなければならない。見極められない中での売り買いは運任せとなる。もちろん見極めは道具から行うのであるが、見極めたならば、買いから入るのか、売りから入るのか、待つのか決める。
値動きは予測できないのであるから、上げ相場であると見極めたなら、押した(下げたところ)を買う。下げ相場であると見極めたなら、戻した(上げたところ)を売る。これが逆張りである。
待つのであれば、当然何もしない。
見極めた方向が合っているか?を確認するのは試し玉である。試し玉で良しとしたら本玉を入れる。これが分割である。
つまりは、逆張りと分割は、値動きに対するリスク対策である。だから、リスク対策をするだけで勝てる様になることはない。

そして最後の操作だが、リスク回避、見極め失敗等を実際に建玉で実現できなければ、最終的に勝つことはできない。
勝ちを大きく、負けを小さくすること(損小利大)を実現するのは操作である。

これらの一連がある程度できる様になることが基礎練習の目的であると思う。ある程度とはどのくらいのことなのかは未だ勝っていなからわからない。でもうっすら思うのは「取れるところがどう動いたら取れるか解る様になった時」ではないかと思う。

こう頭の中を整理していると、相場で勝つには、本の知識や理屈の理解等全く関係がない。基礎練習で場帳とグラフをコツコツと積み重ねるしかないのだと思い直す。